昔の板の間は、そんなに傷むこともなかったし、使っているうちにむしろツヤが出て来たりしましたが、今のフローリングはちょっと違います。
フローリングは、板の上に薄い化粧板を貼ったものなので、表面が痛んだらヒビが入ってそのうち剥がれてきます。フローリングを長く使うためには、お手入れは欠かせません。
ひどく傷んでしまったフローリング。
化粧板が剥がれて、ここまで傷んだら張り替えしかありません。
いつも雨が当たっている場所は、色あせて表面のツヤがなくなってしまいます。窓際で結露でいつも濡れている場合などもこうなります。張り替えが必要です。
フローリングは日ごろのメンテナンスが必要なのです。水気には特に弱いですから、ワックスがけをして後はから拭きです。でも、ワックスをかけても3カ月も持たないですよね。
水がこぼれたり、ホコリっぽい日は固く絞ったぞうきんで手早く拭き取ります。ペットのおしっこは水よりずっとフローリングを傷めますから、すぐに拭き取って固く絞ったぞうきんで拭き取ります。
テーブルや椅子をずらしてできた傷。
表面は薄い化粧板なので、家具をずらすとすぐに傷がつきます。ほこりに混じって砂が噛んでいるとひどいことになります。
フローリングの3大ウィークポイントは
・水にぬれると傷む
・ペットのおしっこなどで傷む
・家具をずらすと傷がつく
ワックスだけでは、不十分な点が多いです。
それに誰しも、手入れするのは最初だけですよね。
ウチもそうでした。
これを解消するのがフロアコーティングです
・硬い被覆で傷から守る。
・耐候性・耐酸性に優れ、水濡れやペットのおしっこから守る。
・お手入れは水拭きでも乾拭きでもOK。
・値段によりますが、耐用年数は5年から20年以上もつ。
お好みによって、ピカピカのツヤか落ち着いたツヤを選べます。
いろいろな種類がありますから、こちらのページで種類や性質をご覧ください。
⇒ フロアコーティング 種類
比較的お手ごろな価格で耐用年数が10年以上あるのがシリコンコーティングです。20年以上の耐久性があるのは、ガラスコーティングかUVコーティングです。
予算にあわせて選択できますが、10年程度の耐久性があれば、まずは満足できると思います。30年後に引っ越ししないで住み続けているかどうかなんて分かりませんよね。
逆に、ここが終の棲家と決めているのなら、できるだけ耐用年数が長い方がメンテナンスを考えれば楽ですね。
フロアコーティングはまだ新しいビジネスです。見積もりを見てもよく分かりません。素人が価格で失敗しないコツは、1社だけに見積もりを頼むのではなく、複数の会社に一括で見積もりを頼むことです。
その結果、出てきた見積もりを比べて、同じことをして数万円もそれ以上も違う見積もりがあれば、安いところを選んだ方が安く済みます。
同じ会社から取った見積もりでも、単独でとる見積もりより一括見積もりの方が安いのは、複数の会社が参加している一括見積もりは、他社との競争なので自然と見積もりを安くするからです。
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